沖縄やちむん。ろくろでmy茶碗つくり!
「やちむん」とは、沖縄の方言で、「焼き物」と言う意味。
沖縄には、やちむんの窯元が集まる「やちむん通り」があります。
ここに、焼き物屋が集まっている理由、知っていますか?!
それは、1682年、当時の琉球王府が、陶器産業の振興を目指し、沖縄各地にあった窯場を統合した為(諸説あり)です。
やちむんは、長い年月を経て、近隣諸国の影響と、沖縄の風土や環境に合せて、築かれてきた伝統なのです!
アクセス – 沖縄焼物のふるさと 壺屋やちむん通り会
壷屋焼について
壷屋焼は、上焼(ジョーヤキ)と荒焼(アラヤキ)に大別されます。
素地生地や釉薬原料によって分かれるそうです。
今日の陶器の主流は、「上焼」。食器、酒器、花器類など、比較的小さなものが多いそう。
制作過程には、いろいろな技法が!
成形には、
- 押し型・・・ロクロでひけない器物を成形する技法。抱瓶(だっちびん)や小物獅子
- 型おこし・・・木型を用いて胴と蓋を別々に作る技法。沖縄独特の厨子甕(骨壷)など。
- ひねり・・・形を定め、それに沿って紐状の粘土を積み上げて成形する技法。沖縄独特の獅子など。
また、釉薬の施し方にも技法はいろいろ!!中には、「ジーガキー(生掛け)」と言う沖縄独特の技法があります。
窯は、傾斜地を利用して作られた登り窯や、ガス窯など。焼成時間は種類によって微調整するとか。
さっそく、育陶園でお茶碗づくり
那覇市壷屋の窯元。育陶園(いくとうえん)で、私もお茶碗作りに挑戦しました!!
工程は、「土の塊をこね→ろくろを回しながら形づくり」のみ。
簡単そうで、とても難しい、ろくろ。
手のわずかな動きで、直ぐに変形。何度もトライ!!
不器用でも大丈夫、講師の職人さんが丁寧にサポートしてくれました!!
無事に、お茶碗(?)の形が出来上がり!
あとは、育陶園にお任せです。
乾燥して焼いて、約1か月程度で完成。
もちろん、完成品は自宅へ発送可能とのこと。
唯一無二のお茶碗。今も大切に使っています。
陶芸体験おすすめです!
育陶園(いくとうえん)って??
やちむん通りの裏路地。6代目陶主、髙江洲 忠さん(伝統工芸士)の工房。
育陶園の「体験コース」は、4種類。
- 面シーサー(約70分、3,000円)
- 立シーサー(約60分、3,000円)
- 皿シーサー(約60分、3,000円)
- ろくろ(約30分、3,000円)
前日までの予約がお勧めです。
上記の他にも、「通いコース」や「団体体験コース」があるそうです。
アットホームな育陶園。
職人さんたちを支えているのは、とても元気で朗らかな有名女将!
先日、「働く人のお昼ご飯」に特化した某テレビ番組にも出ていた方です。
現場に出ることは少ないそうで、女将に会えたら幸運まちがいなしですね!!
那覇市壷屋のやちむん通り。他にも魅力的な窯元が沢山あります!
ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。
- 育陶園 Webサイト
- 営業時間 9:30から18:30
- 休み 年中無休
- 住所 沖縄県那覇市壺屋1-22-33
- 電話 098-866-1635